すこやか生活

第10巻10号 

ページ3

缶ビール2本飲んでいたのを止めたり1本にする。毎食後に食べていた果物を止める。お昼の定食を、揚げ物やハンバーグなどの肉から、焼き魚や煮魚にする。チャーシュー麺からおかめうどんにするなどです。6枚切りのパンを8枚切りにするなどでもよいでしょう。間食を食べずに、砂糖入りのコーヒーや紅茶だけにしても結構です。まずは簡単なことに手をつけて、ダイエットを始めてください。
 同じく運動はどうでしょうか?普段何もやっていない人が運動を始めるとひどく疲れたり筋肉痛を起こして長続きしません。また、有酸素運動を30分以上しないと脂肪は燃えないという誤解が蔓延しているため忙しい方は時間がとれず、めげてしまいます。そこで

まずは、短時間でもよいから歩くことから始めましょう。通勤の時バス停、地下鉄一駅分歩いてみる、時間のある土日は、近くのハイキングコースや景色の良さそうなところをゆっくり散策してみるなどです。買いもののときは自動車をできるだけ使わないようにして、公共交通機関で出かけましょう。渋滞や駐車場探しを考えると意外に時間の節約にもなります。通勤にバイクや車を使わず自転車で行くのもお勧めです。裏道を通れば長距離でない限りあまり時間も変わりませんし、季節の変化を楽しむことができます。
 食事も運動もまずははじめの一歩が大切です。心の中にくすぶる面倒くささを超えて、今日からさっそく何かできることから始めてみましょう。






続けるために記録する

 継続は力なりと言いますが、いざ始めたのはよいが、三日坊主になることもよくあります。これを避けるには、知らず知らずのうちに続けていける工夫が必要です。
 一番簡単なのは、やったこと、できたこと、結果などを毎日記録しておくことです。例えば、今日は2駅歩いた、おやつを食べなかった、ビールを我慢した、体重が
75kgだったなどとカレンダーや手帳などに

書いておくことです。書くことが習慣になると、運動やダイエットの習慣も定着します。また、体重が減ったり、お酒を飲まない日の記録が増えると、やる気がわいてきます。記録は詳細である必要はありません。最小限で結構です。記録は続けることに意義があるので、無理なく長続きさせてください。書き続ければ必ずよい結果がついてきます。

ダイエットが成功する方 |
怖い糖尿病の合併症
  簡単なことから始めてみる |
続けるために記録する
  こんな言葉は禁句です |
うまくいったらご褒美を 
あきらめないで!