3)気胸
 肺に穴が開き、肺と胸郭(肺を包んでいる、肋骨と筋肉の入れ物)の間に空気が漏れて、肺を押しつぶしてしまう困った病気です。原因は、肋骨骨折などの外傷、喘息などによる強い咳が原因で肺が破れたり、生まれつきできているブラという壁の薄い肺内の袋が破れて起こります。呼吸苦や胸の痛み、圧迫感を感じます。また、赤ちゃんでは、呼吸が速くなったりチアノーゼといって唇や皮膚が紫色に変色して気づく場合もあります。診断は、レントゲンで、胸腔内に漏れた空気を確認し、肺がつぶれ

ていれば確定します。軽いものは、破れた穴が自然に閉じ、漏れた空気も徐々に吸収され元どおりになるため、安静を保って様子を見ます。漏れた空気量が多く、呼吸困難をきたすようなら、早めに胸の外側から漏れた場所にチューブを入れ、空気を抜きます。また、穴が大きかったり、ブラなどがあって繰り返す場合は、手術をして穴の開いた場所を縫い合わせます。
 なお、Marfan症候群という、やせっぽちでひょろ長い男児などに気胸は起こりやすいとされています。


普段と違うときは要注意 急を要するお腹の病気|
つらい呼吸器疾患 | 発疹をきたす子供の病気 | 耳と鼻と目