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3)フィブラート系
 ベサトールSR、リパンチルなどです。これらは主に、血液中の中性脂肪(TG)を下げる働きが中心ですが、コレステロールも下げるため、コレステロールだけでなく中性脂肪も高い人に用いられます。また、スタチン系と併用されることも良くあります。あまり目立った副作用はありませんが、腎臓を通して体内の薬が排泄されるため腎機能が


悪い人には使えません。
 中性脂肪はコレステロールに比べると、動脈硬化に対する悪影響は少ないとされますが、最近では虚血性心疾患に対するリスクとして再認識されています。しかし、検査の前日当日の食事によって値が左右される指標ですので、一度ぐらい高くてもあわてずに、良い条件で再検査してから、今後の対処を考えましょう。


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