ウォーキングの勧め 運動療法

 運動療法と食事療法は肥満を克服するための両輪です。80kcalを消費する主な運動量を表にまとめました。一般に運動開始直後は、利用しやすいブトウ糖やデンプン質がエネルギーとして使われ、15分から20分経過すると脂肪が利用されるようになります。そして、30分を経過すると使用されるエネルギーのほとんどが脂肪となります。したがって、脂肪を落とすためには30分から1時間程度運動を持続することが効果的とされています。日常の動作にプラスαとして80kcal24単位分で良いでしょう。これを、少なくとも週に3度は実行しましょう。運動と言えば、以前はジョギング、エアロビクスが流行っていました。しかし、中高齢者には心臓に対する負担も大きく、肥満気味の方では足首

や膝、腰を痛める原因となるため、最近では安全で万人向きなウォーキングが健康維持のために推奨されています。目標は一日一万歩で、時間として約1時間15分程度です。消費カロリーは約300kcalになります。一日中、万歩計をつけている方がいますが、万歩計は運動を目的に歩きに出かけるときにつけて下さい。日常動作や買い物での歩行は運動としてカウントしないで下さい。


太らない食事8箇条

1)減量宣言をする
2)規則正しい食生活を 
  心がける
  夜食や、朝食抜きを
  やめる
3)間食を避ける
4)早食い禁止
  --ゆっくり味わって
5)ストレスは食事以外
  で解消する
6)食事日誌や体重測定
  を記録する
7)空腹に慣れる
8)つきあいや行事を
  理由にしない

肥満 備蓄庫が火薬庫へ | 肥満度、体重計の乗り方 | 肥満と八難、熱量収支、食事療法 | ウォーキングの勧め