すこやかな暮らしを応援します!

ページ4

鎌倉市大船 山口内科 すこやか生活第3巻7号

ストレスを上手にいなそう

日常のストレスをいなすいくつかのヒントをまとめました。

 1)体の力を抜いてリラックスしよう
 両肩を上に上げて、合掌しすくめると、腕、肩、頸、背中に緊張を感じます。3秒ほど両肩に力をいれたあと、一気に力を抜くと緊張していた筋肉が弛緩します。同時に腹式呼吸をすると上半身をリラックスすることができます。これなら、仕事の合間に一日数回できるのではないでしょうか。なお、3ページの自律訓練法もご参考に。
2)他人のストレス解消法をまねる
 様々なストレスがありますが、他の人がどのようにして解決しているか見聞きして、自分でもいろいろと考えてみましょう。そして、これならできそうだという簡単なものから取り組んでみてください。
3)具体的で実践できるストレス解消を
 ストレスを解消しましょうというのは簡単ですが、解消法は具体的かつ実践できるものでなくてはなりません。ラジオ体操やストレッチをして体をリラックスさせる。会社の上司やご主人のきつい言葉を、"バカ言ってるな。かわいそうに。"と、聞き流して忘れるなどです。

4)プラス思考で良いところを伸ばそう
 ストレスは自分に至らないところがあり、物事が上手く運ばないことが多くの原因です。そこで、自分の欠点ばかりを見ていないで良い点を探し、それを伸ばしていきましょう。たとえば禁煙が続かない意志の弱さを嘆くのではなく、一日でも禁煙できたんだという事実に自信を持ってください。プラス思考で行きましょう。
5)リラックスできたか自己評価しよう
 ストレスの原因となっているマイナス思考から脱却し、自分の考え方が変わったとき、結果として心身が楽になりリラックスできます。この過程を振り返ってみましょう。上手くできているのなら素直に喜んでください。少しのプラスでも積み重なれば、ストレスは自ずと退散します。




ストレスと体・病気の起こり方 | 生活習慣病とストレス | ストレスと胃腸の病気 |
ストレスを上手にいなそう