ガンの予防は前ページの図を見ていただくとおわかりのように、ガンのイニシエーター(発ガン物質)とプローモーター(発ガン促進物質)を避けることが基本です。代表的なガンについてまとめてみました。

1)物理的因子
 放射線、被爆、
  
---白血病、肺、甲状腺
 紫外線
-----皮膚

2)化学的因子
 ベンゾαピレン
(タバコ) 
  
---肺、喉頭、舌、
    食道、膀胱
 ヘテロサイクリックアミン  
      
(こげた食品)
  
---大腸、乳腺
 アルコール
---食道、喉頭
 アフラトキシン(カビ)
   
--肝臓
 アスベスト(建築資材
)
   
---肺、胸膜

3)生物学的因子
 B型、C型肝炎ウイルス
   
---肝臓
 
HTLV-1ウイルス
   
---成人T細胞白血病


このほか塩分の取りすぎが胃ガン、脂肪分の取りすぎが乳ガンに関連するプロモーターとしてよく知られています。これらの物質を遠ざけることが、自分でできるガンの予防です。ガンの予防によいとされる日常生活の注意が右記のように提唱されています。これら一つ一つが、何らかのガンの予防に有効です。概観すると、まるで生活習慣病の予防とそっくりですね。現代社会では、ガンも生活習慣病になってきたということでしょうか。






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