注意の必要な食中毒菌

カンピロバクター(キャンピロバクター)
 現在最も多い食中毒菌です。糞に汚染された鶏肉などを食べて感染します。潜伏期間が2日〜7日程度と長いため、なかなか原因を特定できません。お肉を加熱すれば問題ありませんので出来るだけ生肉は避けましょう。
サルモネラ
 チフスもサルモネラの一種ですが、ほとんどが腸炎を起こす普通のサルモネラです。トリの腸にいるサルモネラが卵の殻や中に入り込み、それを口にして感染します。トリだけでなく、ネズミの仲間や亀も菌を持っていますので、触れた

ら手洗いをしたり、動物が触れた食べ物を食べないように気をつけましょう。なお、チフスなどのサルモネラは体に入っても発症せず、保菌者となることがあります。
腸炎ビブリオ
 海水中に広く存在し、塩に強い菌です。刺身など、海産物の生食で感染する夏に多い病気です。主に小腸に感染し、腹痛・下痢を起こします。イカや貝類が原因海産物の中では多いのですが、他の魚でもなり得ます。半日〜1日の潜伏期で発症し、比較的症状は軽めで、出血もまれで、2〜3日で治まります。






胃腸の感染症 ウィルス性胃腸炎 |
恐ろしい腸管出血性大腸菌
|
注意の必要な食中毒菌
 家庭でできる感染性胃腸炎対策 |
胃腸炎になったら