すこやか生活

第10巻2号 

ページ4

サンスクリーン(日焼け止め)

 日焼け止めは夏の紫外線から皮膚を守るためになくてはなりません。紫外線をアルミやチタンなど金属系の粉で反射したり化学物質で吸収し、皮膚の奥へ届かぬように工夫した化粧品です。日常的な使用ではSPF値が特別高い日焼け止めを塗る必要はなく、5〜20程度で十分です。屋外でスポーツをする場合はこれより高い製品がよいでしょう。特に海やプールなど日差しが強く全身をさらし、しかも日焼け止めが流れやすい環境では、耐水性がありSPF値の高いものを塗り

ましょう。
 日焼け止めは塗る量が半分だと効果も半分以下に落ちるので、できればたっぷり塗っておきましょう。また、SPFが高くても、皮膚との結合力が弱いものはたちまち効果がなくなります。効果を持続するためには繰り返し塗る必要があります。30分〜1時間間隔が適切です。根拠は考え方をご覧ください。
 日焼け止めも絶対ではありません。過信せず、帽子や上掛けの利用も大切です。






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